桑名 「多度祭」映画 劇場公開向け資金募る 伊藤監督「故郷に元気を」 三重

【クラウドファンディングへの協力を呼び掛ける伊藤さん=桑名市内で】

【桑名】上げ馬神事で知られる桑名市多度町の多度大社の「多度祭」を題材にしたドキュメンタリー映画「おれらの多度祭」を制作した同町出身の映画監督、伊藤有紀さん(42)=福岡県八女市=が、映画の劇場公開を目指してクラウドファンディング(CF)サイト「モーションギャラリー」で資金を募っている。目標額は125万円。11日午前の時点で、90人から100万円を超す協力が寄せられた。30日まで。

同作品は2016年から撮影を開始し、多度町小山地区での3年間の記録を収めた。祭りに向けての準備の様子から、それに関わる地元の人たちの人間模様を描いている。昨年8月、大阪府門真市で開催された「門真国際映画祭2020」のドキュメンタリー部門で、優秀作品賞を受賞した。現在、東京都と名古屋市のミニシアターでの上映を計画していて、集まった資金は宣伝費などに充てる。

伊藤さんは高校まで合併前の旧多度町で過ごしたが、当時はあまり祭りに関心がなかった。故郷を離れてみて、初めて地元の伝統行事の素晴らしさを知った。新型コロナの影響で上げ馬神事は昨年、今年と2年連続で中止になった。「ぜひともこの映画を届けて、地元を元気にしたい。映画を通して、身近な行事に目を向けてもらうきっかけにもなれば」と話している。

CFサイトはURL=https://motion-gallery.net/projects/tadomatsuri=から。