大紀町と滝原西村ハイヤー 2つの防災協定を締結 バス利用と給水車運転手派遣 三重

【協定を締結した服部町長(左)と西村専務=大紀町役場で】

【度会郡】三重県の大紀町は8日、一般乗用・貸切・乗合旅客自動車運送事業を営む「滝原西村ハイヤー」(同町滝原)と防災に関する2つの協定を締結した。町役場で調印式があり、服部吉人町長と同社の西村幸浩専務(45)が協定書を交わした。

「災害時等における給水車運転手の派遣協力に関する協定」では、自然災害や異常渇水、事故などの水道災害時における被災地への給水応援活動に同町所有の大型給水車(10トン車)が出動する場合、町からの要請に応じて同社が運転手を派遣する。

県内では同町を含む14市町が給水車を所有。日本水道協会との災害時相互応援協定等に基づき、派遣要請があった県外の大規模災害の被災地において、輪番で給水活動を行っている。同町は県内で唯一10トン車を所有しているが県外での活動実績はなく、次回派遣要請があった場合に備えて同社に協力を呼び掛けた。

もう一つの協定は「災害時等におけるバスの利用に関する協定」。地震や豪雨などの災害時に町民を避難所に避難させるとともに一時的な避難場所としてバスを利用することで被害の軽減を図り、町民の安全を確保する。同社の大型、中型、小型バス計10台が使用可能という。

服部町長は「協定締結で今後の防災体制をさらに強化できる」、西村専務は「いざという時に弊社の車両と人材が地域のために貢献できれば」と話した。