津の湯元榊原館 榊原小児童ら地域学習 和菓子作りや手湯体験 三重

【岡本さん(左端)の実演に見入る児童ら=津市榊原町の湯元榊原館で】

【津】三重県津市榊原町の市立榊原小の全児童30人が9日、町内の湯元榊原館を訪れ、和菓子づくりや手湯を体験した。地域を学ぶ学習として同館が同小に呼び掛け初めて実現。毎月最終日に同館が販売する限定和菓子「晦日(みそか)餅」を製造する縁で四日市市の「夢菓子工房ことよ」代表の和菓子職人、岡本伸治さん(47)が手ほどきした。

岡本さんは練り切り生地を使い長さ20センチほどの木製の「三角べら」で表面に線を付けて花びらを表現する技術を子どもたちに実演。1級技能士試験の課題で「はさみ菊」と呼ばれる繊細な技術も披露し、皆を驚かせた。

児童は自席で2種類の練り切りに挑戦。真剣な表情であんを包み、教わった通り線を付けサクラやキクなどを作った。

同館の源泉を木おけに入れた手湯の体験もあり、六年の男子児童(11)は「お湯はつるつるしていた。榊原は昔からいいお湯が出るのでうれしい」と述べた。

前田諭人社長(31)は「榊原の歴史や文化、温泉の良さを感じ子どもたちが地元に誇りを持つきっかけになれば」と話した。