樹木モチーフにした作品展「樹幹」 伊勢で世古さん

【樹木を題材にした作品展を開いた世古さん=伊勢市二見町茶屋の賓日館で】

【伊勢】樹木をモチーフにした美術作品を創作する三重県伊勢市勢田町の世古富保さん(73)の作品展「樹幹」が、同市二見町茶屋の「賓日館」で開かれている。28日まで。

伊勢神宮の近くで生まれ育った世古さんは、幼いころから神宮や周辺の樹齢を重ねた大木に親しんできた。市職員として勤めながら30代半ばで神宮などの古木を題材にした立体造形や絵画などの制作を始め、約40年活動を続けている。県内外で個展も開き、今展が25回目となる。

これまでに手掛けた作品と今年の新作の中から計45点を展示。樹皮の模様を石こうなどを使って緻密にかたどり、油彩絵具で着色して仕上げた高さ1・8メートルの立体レリーフをはじめ、朽ちた木々を表現した野焼きの焼き物、木肌を表わした絵画など、個性的な作品が趣ある和の空間に配されている。

世古さんは「年月を重ねた古木は、若木にはない魅力がある。歴史ある建物と現代美術の相乗効果を楽しんでほしい」と話していた。

展示の一部は、会期以降も常設される予定。