鵜丹谷さんがチャレンジショップでカフェ 玉城町と商工会が新規開業者応援

【チャレンジショップ第1号としてカフェを開店した鵜丹谷さん=玉城町原の「ふれあいの館」で】

【度会郡】三重県玉城町と同町商工会は本年度から、町内で開業を目指す人を応援し、参入しやすい環境をつくろうと、同町原のアスピア玉城にある町営温泉施設「ふれあいの館」の一部を店舗として一定期間貸し付ける、チャレンジショップ運営事業を始めた。カフェ開業という夢の実現に向け、志摩市志摩町の鵜丹谷愛恵さん(28)がこのほど、出店第1号となるカフェ「Jasmine(ジャスミン)」を館内に開店させた。

同事業では、にぎわいの創出や商業者の育成、地域活性化を目的に町と商工会が連携。館内に飲食ブースと小売りブースを用意し、事業委託された商工会が8月に出店者を募った。

対象は満20歳以上の個人や法人で、チャレンジショップ終了後、町内での新規開業を目指している人。期間は約1年間で店舗使用料を支払い、商工会の経営サポートを受けることができるという。

鵜丹谷さんは小学生の頃から「カフェがしたい」という夢があり、パン屋やカフェに勤めて経験を積み、製菓衛生師の資格を取得。知り合いからチャレンジショップのことを聞き、「カフェ開業に向けて学ぶ場」として出店を決めた。

厚焼き卵やハムチーズサラダなど具材たっぷりで断面映えするサンドイッチ、クッキーやパウンドケーキ、鶏五目おにぎり、ぜんざい、有機コーヒー、有機紅茶などを提供。「温泉に来た人だけでなく、自分へのご褒美として寄り道してもらえれば」と話す。

町や商工会の担当者は「実際に出店することで売れ筋商品を開発し、1年間の営業経験を生かして町内での開業につなげてもらえれば」、鵜丹谷さんは「まずはチャレンジショップを知ってもらい、自分のやりたいことを発信したい。もっと玉城町のことを知り、魅力を取り入れていきたい」と話した。

営業時間は午前10時―午後5時。水曜日は定休日。