
三重県と百五銀行(津市岩田)、東京海上日動火災保険(東京)は4日、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を推進する連携協定を締結した。営業活動やセミナーなどを通じて普及啓発を図る。
三者は協定に基づき、情報発信や事業者間で意見交換する場づくり、SDGsに取り組む事業者への支援などで連携。県が一日から始めた「SDGs推進パートナー登録制度」を広める。
県庁で締結式があり、一見勝之知事と百五銀行の伊藤歳恭頭取、東京海上日動火災保険の頼雅之三重支店長が協定書に署名した。
一見知事は「SDGsはこれからの社会になくてはならないもの。何をどうやったらいいのかなかなか難しく、一言で言いづらい。両者の力を借りて、県内で広めていけたらと思っている」と述べた。
伊藤頭取は「三者の組み合わせは相当強力なもの。地域に根を張る私たちの強みを生かす」と意気込みを語った。
頼支店長は「普及啓発を通じて地域の社会課題の解決と成長の好循環につなげる」と述べた。
県はSDGs推進パートナー登録制度を開始し、企業や団体がSDGsに取り組むことを推進。百五銀行も県のSDGs部会の委員として、制度の立ち上げに関わった。4日現在で10件ほど申請があった。