
【鳥羽】東京五輪のフェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した山田優選手(27)の出身地・三重県鳥羽市にある鳥羽ショッピングプラザ「ハロー」の敷地内に1日、メダルの色にちなんだ「ゴールドポスト」が設置された。
東京大会金メダリストの功績をたたえるため、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局が日本郵便と協力し、選手ゆかりの地の郵便ポストを金色に塗り替え、輩出した地域を盛り上げるプロジェクトを進めている。
全国で約70本の設置を予定していて、今回で5本目。東海地方では初めて。ポストには選手の名前や出身地、競技名を日本語や英語、点字で記したプレートを取り付けた。
この日は、山田選手や中村欣一郎市長、鳥羽郵便局の櫻井正興局長ら5人が除幕し、金色のポストを披露。山田選手が投函第1号として、妻子への感謝の気持ちをつづったはがき2枚をポストに入れた。
山田選手は「鳥羽高校出身なのでハローは高校の目の前にあり、よく来ていた青春の場所。プロジェクトの話を聞いた時、即答でハロー前にと答えた」と話し、「設置してもらいうれしく思う。毎日ゴールドポストの事を思い出し、次のオリンピックでは個人・団体ともに金メダルを持って帰れるように精いっぱい頑張りたい」と語った。