多気町 遠隔医療実験車両を公開 医師がオンライン診断 VISONで 三重

【マルチタスク車両で血圧を測る久保町長(左端)=多気町のヴィソンで】

【多気郡】三重県の多気町など6町でつくる三重広域連携スーパーシティ構想推進協議会は1日、同町の大型商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」管理棟で遠隔医療実証実験のマルチタスク車両を公開した。経済産業省の委託事業。

同協議会は多気、明和、大台、度会、大紀、紀北の6町でつくり、スーパーシティ型国家戦略特区を申請している。民間32社が協力し、移動や医療の分野で規制緩和を進め、最先端技術を生かす計画。

同構想に先行する国の実証実験として8月、マルチタスク車両を使ったオンライン診療など2件が採択された。全国で新規・継続を含め62地域で選ばれている

マルチタスク車両は大型モニターを設置し、看護師や保健師が同乗。自宅近くまで行く。自動血圧測定器、酸素飽和度測定器、血糖値測定器、心電図、電子聴診器を備えている。画面を通じて医師が診断するだけでなく、慢性疾患などの保健指導もする。

遠隔医療サービスを手掛けるMRT(東京都渋谷区)など4社が協力。MRTはホテルヴィソンにクリニックを開く。実証実験は大台町を中心に4日から12月27日まで実施する。

久保行央多気町長は「高齢者が多い地域。出向いて診療し、健康維持を図るとともに、重篤にならないようにできる」と期待した。