衆院選・三重選挙区 2区で接戦990票差 比例は自民が約1万4000票増

三重県内の小選挙区では比例復活を含めて与党の候補者全員が当選し、改選前から1議席を増やした一方、野党は改選前と同じ2議席にとどまった。これにより、与野党の構図は「3対2」から「4対2」となり、比例単独の結果を加えると「5対2」まで広がった。

 ■1区■

田村氏が松田氏の約2倍を得票しての勝利。前回は松田氏と67票差だった津市で約3万票の差を付けたほか、地盤の松阪市で前回に比べて1割ほど多く得票した。松田氏は地元の津市で約2万票の下落。惜敗率は52・5%で、前回から33・3ポイント低下した。

 ■2区■

川崎氏が990票の僅差で中川氏の小選挙区当選を阻止した。父の二郎氏が地盤とした伊賀地域での得票は微減したが、大票田の鈴鹿市で約5千票を加算。中川氏は地盤の鈴鹿市で約7千票を減らした。惜敗率は99・1%で、県内では最も高かった。

 ■3区■

岡田氏の得票数は前回からほぼ横ばい。選挙区の8市町全てで石原氏を上回った。石原氏の得票は前回の自民候補より約1万8千票多く、惜敗率は56・1%。岡田氏に対する惜敗率が5割を超えるのは平田耕一氏(57・9%)が復活当選した平成17年以来となる。

 ■4区■

鈴木氏の得票率は72・4%で、東海ブロックの候補者としては最多。選挙区の15市町全てで鈴木氏が対抗馬の2氏を大幅に上回った。一方、坊農氏の得票率は23・2%にとどまり、前回は野党候補が上回った玉城町でも、鈴木氏の得票を下回った。

 ■比例区■

自民は前回より約1万4600票多い約29万4800票を獲得。連立政権を組む公明を含めた得票率は、50・1%に達した。野党の得票率は立憲が25・0%、共産が5・3%、国民が3・9%など。維新は前回の約2倍に当たる9・1%に上った。