衆院選 県内各自政党が総括 与党は手応え、野党「共闘」に疑問も 三重

衆院選の投開票から一夜明けた1日、三重県内各政党の代表が県庁で記者会見し、選挙戦を振り返った。与党は躍進の結果に手応えを感じつつ、来夏の参院選に向けて引き締めを図る考えを示した。野党は一部労組の支持離れを敗因に挙げたほか、共産を含めた共闘に疑問を投じる声も聞かれた。

■自民党県連の津田健児幹事長 ― 国民の信任を受けた■

自民が国民の信任を受けて勝たせていただいたことは事実。公明の中川さんも当選し、ありがたい結果だった。田村先生を筆頭に若い候補が世代交代を訴えてきたが、政策の内容を説明しきったというところまでは行かないと思う。彼らの活動をしっかり県民は見ていく。党として県民と国民の期待に応えられるよう誠実に活動したい。来夏には参院選を控えるが、2つ続けて大勝させてくれると甘く思っていると大目玉を食らう。これから1年弱の評価は必ず影響する。気を引き締めて頑張る。

■公明党県本部の中川康洋代表 ― 目標の3議席を獲得■

比例東海ブロックで目標の3議席を獲得し、私も国政に復帰できた。党員や支持者に最後まであきらめず活動してもらったことが勝因。自民との連携で比例区での票も積み重ねられた。解散から投票までが非常に短く、コロナ禍でもあったが、しっかり取り組めた。勝ち上がれなかった前回からの4年間は自分なりに学んだことが多く、昨日から今日まで必要以上に笑顔が出ていない。「やったー」というよりも、ほっとしている。使命感に駆られている。来年の参院選も自公連立で進めていく。

■立憲民主党県連の三谷哲央幹事長 ― 非常に厳しい結果に■

非常に厳しい結果となった。特に中川正春さんが接戦の末に惜敗したことは残念。1区と4区も大差を付けられた。全トヨタ労連の影響が出た。1区から4区まで連合三重からは推薦をいただけたが、自動車総連からは最後までいただけなかった。小選挙区で3つ落としたことは大きな痛手だが、必ず民主王国を復活させることができると信じている。ただ、地方で野党が立憲と国民に分かれている状況なら、三重県方式を機能させることは難しい。大きな塊をつくることが望まれる。

■共産党県委員会の大嶽隆司委員長 ― 参院選の敗北も危惧■

2区の野党候補が小選挙区で勝てず、悔しい。4区は独自候補を立てたが、得票は前回に比べて大幅に減った。維新が候補者のいない県内でも比例区で躍進したことに驚いている。無党派層に投票してもらって政治を変える野党共闘の取り組みが弱く、反自民の票が維新に流れたのでは。共産との共闘で国民民主や連合の票が離れるとの話もあるが、比例区の得票は共産より国民民主の方が少ない。野党共闘を単なる数合わせではない形に発展させないと、参院選での敗北も危惧される。

■国民民主党県連の金森正代表 ― 連合の一部分裂影響■

小選挙区は野党に厳しい結果が出た。連合の一部が分かれたことの影響がなかったかと言えば、うそになる。政治に対する組織の役割を考え直す時期にきているのでは。よく反省しなければならない。野党が候補者の一本化で共闘できるに超したことはないが、取り除かなければならない要因がある。共産党との関係に成果があったとする新聞報道もあるが、長い目で見ると、しこりを残したような気がする。なぜ共産党と一緒になるんだ、という声もある。その反省なくしては前進できない。