鈴鹿関周辺の遺跡解説 亀山市歴史博物館で講演会 三重

【鈴鹿関と周辺の遺跡について講演する森川さん(中央)=亀山市若山町の市歴史博物館で】

【亀山】三重県の亀山市歴史博物館は30日、同市若山町の同館で、国史跡指定記念「鈴鹿関」企画展(12月12日まで)に合わせ、講演会「鈴鹿関とその周辺」を開いた。20人が参加した。

同市関町新所の「鈴鹿関跡」は日本書紀や続日本書紀に登場する奈良時代の「律令三関」の一つ。今年3月、国の史跡に指定された。市は平成18年度から発掘調査を開始し、関を囲んでいたとみられる土の塀「築地塀(ついじべい)」の屋根部分とみられる「重圏文軒丸瓦」などを発掘した。

講演会では、当時発掘調査に参加した市まちなみ文化財グループ職員の森川幸雄さん(62)が講師を務めた。関町西北の観音山から西南の城山にかけ、想定約650メートルの「築地塀」のほか、周辺にあった「古厩(ふるまや)遺跡」、聖武天皇が平城京を恭仁京(くにきょう)に遷都するため関町で10日間過ごしたといわれる「聖武天皇赤坂頓宮跡」を解説した。

森川さんは「諸説いろいろあるが、飛鳥から奈良、平安時代にかけて現存する各遺跡を知ることで、関町の歴史に触れ親しんでほしい」と話した。