尾鷲・はし佐商店 カラスミ作り進む 例年より水揚げ少なく 三重

【天日干しされるカラスミ=尾鷲市中井町の「はし佐商店」屋上で】

【尾鷲】三重県尾鷲市中井町にある鮮魚店「はし佐商店」で、名物の高級珍味「カラスミ」作りが進んでいる。店舗の屋上にはべっ甲色のカラスミ約600本が並び、従業員が2―3時間置きに裏返して日光を当てている。

カラスミは、ボラの卵巣を塩水につけて味付けし、2―3週間ほど天日干しにして作る。はし佐商店では、今月20日から作業を始め、11月下旬までに千本ほど作る見込み。

出来上がった物は、真空パックにして販売する。価格は個体により、2千―1万円。店頭で販売するほか、京都や東京など各地の料理屋にも出荷する。

同店では、紀伊半島や四国からボラを仕入れている。今年は例年以上に水揚げ量が少なく、サイズが小さい物も多いという。

同店の橋本功子さん(76)は「くさみがないのが特徴で、そのままスライスして食べるのがおすすめ。近頃は晴天が続いているので、良い色に仕上がっている」と話した。