衆院選 期日前投票が好調 前回同時期の2割増 三重

【桑名駅の自由通路に設置した期日前投票所=桑名市東方で】

衆院選の期日前投票が順調に進んでいる。既に投票を済ませた有権者は前回衆院選の同時期と比較して約2割の増加。多くが新型コロナウイルス対策として利用しているとみられる。一方、最終的な投票率には影響しないとの見方もあり、三重県選管は積極的な投票を呼び掛ける。

各市町の選管は期日前投票の利便性向上に努めている。桑名市選管は桑名駅の自由通路に初めて期日前投票所を設置。桑名、志摩両市内では7つの高校に期日前投票所を設け、生徒らが利用したという。

県選管によると、県内では15万7265人の有権者が期日前投票を利用して27日までに投票を済ませた。前回衆院選の同時期と比べて、2万6243人(20・03%)の増加という。

県選管の担当者は増加の理由について「期日前投票の制度が浸透してきたことに加え、新型コロナの感染防止対策として、投票所の混雑を避けるために期日前投票を利用しているのではないか」と分析する。

ただ、この好調さが最終的な投票率に反映されるかは疑わしい。9月の知事選では、序盤の期日前投票者は過去最高のペースだったが、終盤は鈍化。最終的な投票率は37・93%と過去2番目の低さだった。

今回の衆院選でも26日以降の期日前投票は「ペースが鈍ってきた」(県選管担当者)という。戦後の衆院選としては2番目に低かった前回の投票率(57・09%)を上回るかが注目される。