鳥羽で7棟火災、1人遺体 3階建てビルや「乱歩館」焼く 三重

【江戸川乱歩館などが被害に遭った火災現場=鳥羽市内で】

【鳥羽】24日午後11時50分ごろ、三重県鳥羽市鳥羽二丁目の鉄骨三階建て「大里第二ビル」周辺で出火。同ビルや隣接する「江戸川乱歩館」、居酒屋など建物7棟を焼き、約9時間後に鎮火した。ビル3階からは性別不明の遺体1人が見つかっており、鳥羽署では連絡の取れない居住者の中村ピムチャノックさん(53)の可能性があるとみて身元の特定などを進めている。

同署によると、このほか女性の夫でアルバイト中村和生さん(71)と周辺の建物に居住する80代女性が煙などを吸い、伊勢市内の病院に搬送された。意識ははっきりしているという。

現場は雑居ビルや空き店舗などが密集した地区で、夫婦2組が居住していたという。詳しい出火原因などを調べている。

江戸川乱歩館は、乱歩と交流のあった画家で風俗研究家の故・岩田準一氏の旧宅を改装し、「鳥羽みなとまち文学館」として同氏の実績や2人の交流を示す資料などを展示していた。