入院調整中の感染者を多く計上 県、数値を訂正 三重

三重県は25日、入院調整中の新型コロナウイルス感染者を実際より多く計上していたと発表し、数値を訂正した。データの入力を怠ったことが原因。実態とデータには、最大で2090人の差が生じた。

県によると、計上を誤ったのは、8月1日から10月15日にかけて公表した自宅療養者を含む入院調整中の感染者。感染者の急増でコロナ対策本部の担当者が自宅療養が解除された人をデータベースに入力する作業を後回しにしたため、自宅療養者数から差し引かれていなかった。

これにより、公表した人数は実態よりも最大で2090人多かった。入院調整中の感染者は8月31日の4380人が過去最大だったが、実際は同28日の2790人が最大だったという。

これに伴い、県が算出していた入院率も実際より小さかったことが判明。入院率は緊急事態宣言などの判断基準となる指標に含まれているが、対策本部は「判断に影響するほどの差はなかった」としている。

対策本部が第5波の検証に当たり、保健所で改めて記録を確認したことをきっかけに誤りが発覚。対策本部の感染症情報プロジェクトチームは「集計の方法を改めるなど、再発防止に努める」としている。