熊野市長に河上氏 市長選告示 無投票で5選 三重

【花束を受け取る河上氏(右)=熊野市井戸町で】

【熊野】任期満了(11月12日)に伴う三重県の熊野市長選が17日に告示され、無所属で現職の河上敢二氏(65)=井戸町=が立候補を届け出た。ほかに立候補者はおらず、無投票で5回目の当選を果たした。

河上氏は同日午後5時過ぎ、同市井戸町の選挙事務所前駐車場で、集まった約百人の支援者らに当選を報告。速水修後援会長(84)が「河上市長は、これまでと同じように市民や市のために一生懸命働いてくれるはず。市政の取り組みを今後も応援していく」とあいさつし、河上氏に花束が渡された。支援者らは大きな拍手で河上氏を祝福した。

河上氏は「ありがとうございます」と感謝を伝え、「熊野市が小さくてもきらりと光る元気なまちになるように取り組みたい。市民の皆さまには今後も小言を言っていただき、皆さまの声を大事に、市政に当たる決意」と抱負を語った。

「市民が主役のまちづくり」をモットーに、コロナで疲弊した市内経済の回復、ICT(情報通信技術)を活用した雇用創出・人材育成、子育て支援、防災対策などを公約に掲げて挑んだ市長選。「市民の皆さまが日常の生活を取り戻し、経済の再活性化を図ることが今最も求められている。これまでの経験を生かしてコロナ対策や産業支援を行う」と強調した。

経済政策として生活者・事業者支援のための商品券配布やプレミアム付き商品券の販売、子育て支援として給食費や18歳までの医療費無償化などに継続して取り組むとした。防災対策としては、民生委員と協力した要援護者の避難計画・個人の防災タイムライン作成などに力を入れるとした。

多選について、河上氏は「直接大きな批判を受けたことはない。これまでに築いてきた関係や経験を生かした支援策が求められている」と述べ「市民の皆さまとともに熊野市の元気を取り戻し、誰でも安心して暮らせるまちを作りたい」と熱い思いを語った。