目指せハンマー高校記録 全国総体Vの小河 17日に東海フレンドシップゲーム 三重

【緊急事態宣言解除で学校グラウンドでの練習を本格的に再開した小河(久居高)=津市内で】

「シーズンは、まだ終わっていない」。新型コロナウイルスの影響で中止が決まった三重とこわか国体陸上競技会の代替大会として、17日にスポーツの杜伊勢陸上競技場で「2021年東海フレンドシップゲーム」(三重陸協主催)が無観客試合で行われる。少年男子ハンマー投げには今年夏の全国高校総体(インターハイ)を制した久居高校3年の小河彪がエントリー。インターハイに並ぶ高校3年間の目標だった地元国体中止に一度は気落ちしたが、自己記録の更新に目標を切り替え、代替大会に臨む。

181センチ、98キロの堂々とした体格。津市立橋南中時代、走り高跳びで全国中学校体育大会出場を果たすなど身体能力の高さも折り紙つきだ。高校でも陸上競技をと考えていた矢先、ハンマー投げで2018、19年日本選手権3位の植松直紀選手(26)=スズキ浜松AC=ら全国トップクラスのハンマー投げの選手を育ててきた久居高校陸上競技部顧問の松本基之教諭に「一緒に日本一を目指したい」と声をかけられ種目転向を決めた。

高校2年まで自己ベスト記録は50メートル台だったが今年5月の県高校春季大会で65メートル21を投げて今季高校ランキング1位に躍り出ると、県高校総体で日本高校歴代トップ10入りする66メートル21を出すなど3年目で大きく記録を伸ばした。6月26日のU20日本選手権で自己ベスト記録の66メートル82で高校生トップの4位につけると、7月28日に福井で行われたインターハイで念願の高校日本一に輝いた。

日本一と同時に意識してきたのが日本高校記録(68メートル33)だ。自己ベスト記録はU20選手権で出した66メートル82にとどまっている。三重国体の代替大会に出場するのは三重、愛知、静岡、岐阜、長野の5県の選手に限定されるが、東海高校総体やU20選手権で上位を争った小島諒大(愛知・名古屋大谷)らが出場を予定し、一定のレベルの戦いが期待できる。成年の部三重県代表として三重国体に出場を予定していた植松選手ら憧れの先輩らと同じフィールドで競技出来ることも楽しみで「70メートルといかなくてもずっと目標にしてきた日本記録に達したい」と話している。

三重国体代替大会の位置づけで今月開かれるのは陸上競技の「2021年東海フレンドシップゲーム」のほか「三重とこわかソフトテニス大会2021」(23、24日・鈴鹿市)、「2021年度三重とこわか選手権水泳競技大会」(30、31日・鈴鹿市)、「東日本420級セーリング選手権大会兼津セーリングカップ」(30、31日・津市)。それ以降も四日市市で来年1月に「全日本女子ボクシング選手権ジュニア大会四日市大会」の実施を目指すボクシングを始め10以上の競技団体が代替大会の開催を企画している。