衆院解散、10人出馬準備 31日投開票、選挙戦へ 三重

岸田文雄首相は14日、衆院を解散し、31日の投開票に向けた事実上の選挙戦に入った。三重県内では4つの選挙区に計10人が立候補を予定し、全ての選挙区で与野党が激突する。前職の立候補予定者はベテラン2氏が引退したことから3人にとどまる一方、新人は前回より3人多い6人が立候補する見通し。

平成29年10月以来、約4年ぶりの衆院選。比例復活を含めた解散前の議席は、県内で自民が3、野党が2。自民が前回に続いて議席の優位を保てるか、野党が議席を拡大できるかが今回の焦点となる。

津市などの1区は県内で唯一、衆院議員経験者同士が対決する選挙区。自民前職で前厚労相の田村憲久氏(56)、立憲元職の松田直久氏(67)、NHK党新人の山田いずみ氏(35)が立候補を予定している。

鈴鹿市などの2区では、立憲前職で元文科相の中川正春氏(71)が9選を目指して立候補する方針。自民前職で元厚労相の川崎二郎氏は引退し、長男で新人の秀人氏(39)が「世代交代」を掲げて挑む。

四日市市などの3区は、立憲前職で元副総理の岡田克也氏(68)と、元菰野町長で自民新人の石原正敬氏(49)による戦い。当選10回を誇る岡田氏の強固な支持基盤に、石原氏が切り込めるかが注目される。

伊勢市などの4区は、自民前職の三ツ矢憲生氏が引退。前知事で自民新人の鈴木英敬氏(47)、元民放アナウンサーで立憲新人の坊農秀治氏(49)、元津市議で共産新人の中川民英氏(54)が立候補する見込み。

このほか、比例東海ブロック(定数21)に立候補する県関係者では、公明元職で党県本部代表の中川康洋氏(53)が返り咲きを目指す。立憲新人で元県議の芳野正英氏(47)も立候補を予定している。