伊勢市 ケアメディカルジャパンと協定 在宅酸素療養を支援 三重

【協定書に調印した山田社長(左)と提供する医療用酸素濃縮装置=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市は12日、在宅用医療器具を製造販売する「ケアメディカルジャパン」(愛知県安城市)と、災害時の協力協定を結んだ。肺の病気などで、在宅酸素療養をしている患者らへの支援として、同社の医療用酸素濃縮装置2台を提供してもらう。

酸素濃縮装置は、空気中の酸素を取り込んで高濃度酸素を作る装置。肺の機能が低下し、自宅で酸素吸入が必要な患者が使用する。新型コロナの自宅療養者増加で需要が高まった。

提供される装置は、家庭用電源のほか、停電時や外出時はバッテリーで稼働。カート付きで、持ち運びができる。市が同社から事前に借り受けて配備し、有事に患者が避難先などで酸素吸入できるよう備える。同社のグループ会社「日本特殊陶業伊勢工場」が市内で長年操業を続ける縁で、同社が協力を申し出た。

市役所であった調印式で、鈴木健一市長と同社の山田英俊社長(61)が協定書を交わした。山田社長は「医療機器を必要とする市民の皆さんが、災害時も安心して治療が続けられるよう役立ててもらえたら」と話した。