伊勢 明野高産茶でわらび餅 専門店「古仁屋」と開発 三重

【共同開発した「明蕨」を紹介する食品科学科の生徒と伊勢古仁屋の吉田さん(右端)=伊勢市の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校食品科学科の生徒とわらび餅専門店「伊勢古仁屋(こびとや)」(同市御薗町)が、同校で生産している伊勢茶を使ったわらび餅「明蕨(あけわらび)」を共同でつくった。これまで廃棄していた「粉茶」を活用し、希少な国産本わらび粉を使って、洋菓子のようなわらび餅に仕上げた。17日から市内のスーパーなどで販売を始める。

同校には40アールの茶畑があり、毎年、食品科学科の生徒が茶を生産し、販売している。「粉茶」は茶の製造過程で出る副産物。苦みや渋みが強いため、同校では販売せずに廃棄してきたが、それを活用しようと3年生の若林美吹さん(18)ら3人が商品開発に取り組んだ。

3人は古仁屋の工場長吉田仁さん(35)と協力し、6月から開発に着手。粉茶を細かい粉末にし、わらび餅に練り込むことにした。吉田さんが、生徒のアイデアを取り入れて試作と改良を重ね、茶の風味と苦みがほどよいもっちりした食感のわらび餅に仕上げた。バニラムースと、キャラメルでコーティングしたクルミもトッピング。商品名や包装デザインも考えた。

若林さんは「フードロス削減を目指して取り組んだ。わらびもちだけで食べたり、ムースをからめたり、いろんな味わいを楽しんでほしい。定番商品になっていけば」と話している。

1個500円(税込み)。市内のベリーみその店と藤里店、あじ横産直市場、玉城町の味工房アグリで販売。発売日は、ベリーみその店で生徒らも店頭に立つ。