県立こころの医療センター 患者2人の個人情報漏えい 別人のデータ交付 三重

【個人情報の漏えいを陳謝する職員=三重県庁で】

三重県は11日、津市城山一丁目の県立精神科病院「こころの医療センター」が患者2人の診療記録や検査データを別の患者に渡し、個人情報を漏えいしたと発表した。不正に利用された形跡はないという。

県によると、同病院は今年4月、診療記録の開示などを求めた患者に対し、誤って別の患者の心電図データを交付。データには患者の氏名も書かれていた。

この病院では9月24日にも、患者の診療記録を別の患者に開示。開示請求した患者からの指摘を受けて漏えいが発覚した。これを受けて、過去5年分と本年度分の開示記録を調べたところ、個人情報の漏えいが判明した。

患者の記録を別の患者の診療記録に誤ってとじたことや、診療記録を複数人分まとめて1冊に製本したことなどが原因。県は関係者に謝罪し、漏えいした患者2人の個人情報のうち、1人の診療記録は回収した。もう1人の分も近く請求者から回収する予定。

県立病院課の川端康博課長は「患者や関係者、県民からの信用が失墜し、多大な迷惑とご心配をお掛けすることになり、大変申し訳ない」と陳謝。患者ごとに書類を保管し、別の患者のファイルがある場所では整理しないなど再発防止に努めるとしている。