「ブロック開催」検討を 三重国体中止で県議会、意見書提出で調整

新型コロナウイルスの感染拡大で三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の中止が決まったことを受け、超党派の県議らが複数の都道府県による「ブロック開催」の検討を求める意見書を、県議会として政府などに提出する方向で調整を進めていることが8日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、意見書案は国体と全国障害者スポーツ大会について「戦後復興期の役割を終えた。少子高齢化・人口減少時代は、三重だけでなく開催県や市町村にとって大きな負担」などと指摘した。

その上で、複数の都道府県による共催を可能とすることを含め、両大会のあり方について幅広く検討するよう要請。低コストでの開催方法や中止となった場合の選手に対する支援の検討も求めている。

自民党会派(20人)などの複数議員が中心となって提出に向けた調整を進めている。早ければ9月定例月会議中の本会議で採決される見通し。青木謙順議長名で文科省などに提出するとみられる。

一方、自民党会派内も含め、一部の議員からは「十分に意見書の内容を議論すべき」などとして、早期の提出には異論も出ている。このため、現時点で意見書の内容や提出の時期は流動的だ。

両大会を巡っては、一見勝之知事も延期の断念を表明した先月22日の県議会全員協議会で、ブロック開催の検討について「非常に貴重な提案」と答弁。両大会のあり方を検討する考えを示していた。

国体は文科省、日本スポーツ協会、開催地の都道府県による共催。近畿2府3県で開かれた昭和21年の第1回大会の後は、各都道府県が持ち回りで実施してきた。令和17年に3巡目を迎える見通し。