公金詐取で懲役3年求刑 元多気町職員に、計571万円 津地裁 三重

多気町から現金をだまし取ったとして、詐欺と有印公文書偽造・同行使などの罪に問われた同町農林商工課の元職員で無職松本拓摩被告(35)=三重県多気町丹生=の論告求刑公判が6日、津地裁(四宮知彦裁判長)であり、検察側は懲役3年を求刑し、結審した。判決は11月10日。

検察側は論告で借金の返済や仮想通貨への投資に充てるため、公金を我が物のように詐取していたと指摘。町民らの公務員に対する信頼を失墜させた責任は大きいと非難した。

弁護側は、被害弁償を済ませていることや、職場で懲戒免職処分を受けて社会的制裁を受けているなどとして、執行猶予付き判決を求めた。

起訴状などによると、昨年8月から今年3月までの間、架空の申請書類を作成して業者に発注し、町が業者に代金を振り込んだ後にその後発注を取り消して返金を求め、自己名義の口座に現金を振り込ませるなどして計約571万円をだまし取ったとされる。