明高米で「おいしく」 伊勢の3店で提供 高校生栽培、地域振興に 三重

【「明高米結びの神」を使った限定メニューを紹介する生徒と商工会、飲食店関係者ら=伊勢市の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校の生徒が育てた「明高米 結びの神」の新米を使った期間限定メニューの提供が、地元の伊勢小俣町商工会の飲食店3店で始まった。

明野高生が生産する食材を地元で消費し、地域振興につなげようと、同商工会が同校と連携した。

提供するのは「明野酒場ちじん楼」(同市小俣町明野)、「旨屋どんぐり」(同)、「伊勢大阪屋」(同市上地町)の3店。ちじん楼は、明高米と同校が生産する豚肉「伊勢あかりのぽーく」を使った「あけのチャーハン」や「あけの麻婆飯」を用意。伊勢大阪屋は、すしや定食、仕出しなど通常メニューのご飯を明高米で提供する。旨屋どんぐりも定番メニューのカレーライスや定食で使用する。店主らは「甘みがあり、ふっくらしたいいコメ」「大粒で、冷めてもおいしく仕出しにもぴったり」と太鼓判。各店100~150キロの新米を準備し、なくなり次第終了する。

「明高米 結びの神」は同校生産科学科作物部門の3年生が栽培する県ブランド米。農作物の安全性などの証明となる国際規格「グローバルGAP」認証を取得している田で、栽培管理を徹底し、有機質肥料を使い減農薬で育てている。今季は約3トンを収穫した。同校の逢阪颯眞さん(17)は「頑張って育てたコメを、料理店で提供してもらうことで、幅広い人に食べてもらえるのでうれしい。多くの人に味わってほしい」と話した。

同商工会の松井柾佐美事務局長は「今後、明野高産のほかの食材ともコラボし、地元グルメや地域ブランドとなるよう取り組んでいきたい」と話していた。