津・一志中 30年前のタイムカプセル開封 当時の在校生と教員ら集う 三重

【タイムカプセルを掘り起こす役員ら=津市一志町で】

【津】三重県津市一志町の市立一志中で3日、30年前の平成3年に埋めたタイムカプセルを開封する行事があった。地中でカプセルが浸水し多くの中身の判別が難しい結果となったが、当時の在校生と教員ら約130人が30年ぶりに母校に集った。

タイムカプセルは同中の創立20周年の一環で30年後の自分に宛てた在校生の手紙などを入れ、校舎南側の敷地内に埋設。石碑に「開日 二〇二一年一〇月三日」と刻まれており、同窓会組織を中心に準備を進め当日を迎えた。

役員の男性らが石碑前の土をシャベルで掘り進め、歓声と共にカプセルのふたを開けると全ての中身が水に浸かった状態と分かり「えーっ」とため息がもれた。

その後は中身を取り出し、判別できる文字を頼りに協力して仕分け作業。学年やクラスに分かれ、ぬれて重なった封筒を丁寧にはがし、ブルーシートに並べた。

自身の手紙が残っていた上岡里香さん(43)=一志町=は「当時のことはうっすらとしか覚えていないがこうして地元に残りみんなとつながっていられるのは幸せ。当時の先生にも会えて良かった」と話した。

タイムカプセルの開封は今年の同中創立50周年記念行事の一つ。コロナ禍で規模を縮小し案内を町内にとどめたが口コミでの呼び掛けもあり、東京や大阪からの参加もあった。

同窓会長の小畑晴美さん(65)は「もっと少ないと思ったが関心を持って頂いていたと思うとうれしい。県外で活躍する人もいれば一志のいろんな分野で頑張る人もいる。ふるさとを感じる機会になればうれしい」と述べた。