津市 スポーツ振興基金新設へ 国体中止で残った予算財源 三重

【定例記者会見で、スポーツ振興基金の新設を発表する前葉市長=津市役所で】

【津】三重県津市の前葉泰幸市長は4日の定例記者会見で、三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の中止で残った予算の一部を財源に、スポーツ振興基金を新設すると発表した。20日の市議会9月定例会閉会日に条例案を提出する予定。

市によると、市実行委員会負担金の本年度予算では会場の設営費など10億円の不執行が確定。市の一般財源は5億円が残る見込み。市はこのうち半額の2億5千万円を財源として基金を造成する。スポーツ大会の開催や障害者アスリートの支援などの費用に充てる。

市の一般財源のうち残りの2億5千万円は、国の臨時交付金の対象にはならない新型コロナウイルス感染症対策の費用の財源とする方針。ワクチン接種業務に従事する職員の人件費や市立小中学校の児童生徒に配備したタブレット端末の修理費などに活用する。

前葉市長は「国体に向けて準備してきた人の熱い思いがある。高まってきた競技力をここで沈まないように持ち上げ続けたい」と説明。基金は毎年切り崩して5年ほどで使い切る考えで「国体で盛り上がったスポーツの振興にさらに力を入れたい」と話した。