「制限緩和は段階的に」 東海3県知事 コロナ終息向け共同メッセージ 三重

【愛知、岐阜両県知事とのオンライン会議に臨む一見知事=三重県庁で】

東海3県の知事は一日のオンライン会議で、緊急事態宣言解除後も感染防止対策を継続するよう呼び掛ける共同メッセージを発表した。また、一見勝之三重県知事と古田肇岐阜県知事は、ワクチンが余った場合に両県内に供給するよう大村秀章愛知県知事に要望し、事務レベルで協議を進めることを確認した。

共同メッセージは「第5波の終息に向けて段階的な制限緩和を講じる必要がある。東海3県は医療・検査体制の確保やワクチン接種の促進など、感染再拡大の防止に全力で取り組む」などと明記した。

その上で、混雑する場所や時間帯を避け、少人数で行動するよう要請。県境をまたぐ移動は感染防止対策を徹底し、ワクチンの2回接種が完了していない場合はPCR検査を受けるよう促している。

一見知事は「ようやく病床使用率や感染者数は減ってきたが、第4波と比べて完璧に減ったとまでは言い切れない」と指摘。県独自の措置として、4市で営業時短要請を継続していることを報告した。

古田知事も「このところ急速に新規感染者が減ってきているが、もう一つ下がりきらない状況」と指摘。大村知事も「宣言は解除されたが、リバウンドを防ぐには段階的な緩和が必要」と述べた。

また、古田知事は「愛知県にはふんだんにワクチンがある。少し融通してもらえれば」と提案。一見知事も「もし融通していただけるのなら、生活圏を共にする県としてお願いしたい」と賛同した。

これに対し、大村知事は「職域接種では余り気味になっている」と明かしつつ「一生懸命に打っているところで、国全体の課題でもあろうかと思う。とにかく協議、相談をさせてもらいたい」と述べた。

一見知事が東海三県知事の会議に出席するのは初めて。会議後の取材に「率直に意見交換できた」とし、愛知県への要望については「古田知事の話が良かったので、その場の判断で申し上げた」と語った。