あすから 「伊勢人宣長」展 松阪の記念館 展示目玉は「御師邸内図」 三重

【特別展「伊勢人宣長」をPRする井田学芸員=松阪市役所で】

【松阪】本居宣長記念館は10月1日から、三重県松阪市殿町の同館で秋の特別展「伊勢人宣長」を始める。会期は12月26日まで。

随筆集「玉勝間」にある「伊勢国」を書いてから220年に当たる機会に企画。「伊勢国」は宣長が亡くなる72歳の作品。「大御神の宮にまうづる旅人たゆることなく」と特色を書いているが、内容の大半は松阪関連で「松坂はことによき里」「富る家おほく」と記している。

初出品の「細見伊勢国絵図」など国重要文化財37種を含む82種83点を出品。エッセイに関連する資料や伊勢国の人々との交流、参宮の様子を紹介する。展示の目玉の「御師邸内図」(縦50センチ、横1・2メートル)は参宮客の世話をする御師の邸宅の台所を描いている。

学芸員の井田ももさんは参宮街道筋の商都松阪に住んだ宣長ついて、「諸国から訪れる旅人は多くの物や情報を運んでくる。『古事記伝』を完成させることができた背景には伊勢国という場所の力があった」と説明している。

展示説明会は10月16日、11月13日、12月18日のいずれも午前11時から。入館料は大人400円、大学生300円、小学4年生―高校生200円。