父親暴行死、被告認める 津地裁初公判、母親証言も 三重

三重県鈴鹿市の自宅で父親=当時(71)=の顔面を殴るなどして死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた男(48)の裁判員裁判の初公判が27日、津地裁(四宮知彦裁判長)であり、男は起訴内容を認めた。

検察側は冒頭陳述で、同居する父からの扱いや文句に不満を募らせて、暴力を振るったと指摘。暴行態様が執拗かつ危険で悪質と指摘した。

弁護側は、交通事故による高次脳機能障害の影響で善悪の判断ができにくくなっていたなどと主張した。

証人として出廷した母親は「息子は小さい時から(父親に)よく殴られたり怒られたりしていた。小さい積み重ねがこういう事件になったと思う」と述べた。

起訴状などによると、鈴鹿市内の自宅で2月18日午前3時ごろ、父親を殴ったり蹴ったりして死なせたとされる。

津地裁は刑事訴訟法に基づき、父親と男の双方とも匿名で審理している。