鳥羽港周辺の海図寄贈 海保が市に 水路業務開始150周年を記念 三重

【鳥羽港周辺の変遷を記す海図の資料パネルの前で滝田部長から目録を受け取る中村市長=鳥羽市役所で】

【鳥羽】鳥羽海保は27日、日本が単独で海の測量から海図作成までを実施する水路業務を始めた明治4(1871)年から150周年を迎えることを記念して、江戸後期から現在までの鳥羽港周辺の海図の変遷を記した3枚の資料パネルを三重県の鳥羽市に寄贈した。

資料はA0版(縦118・9センチ、横84・1センチ)のパネル3枚。伊能忠敬が作成した国内最初の実測地図「大日本沿海輿地全図」を彩色した国土地理院所蔵「伊能大図彩色図」と、兵部省海軍部水道局が明治21(1888)―同34(1901)年にかけて実測、刊行した鳥羽港周辺の海図、同省から業務の一部を引き継いだ海上保安庁が平成29年3月に刊行した海図の3つをパネル化した。

市役所での寄贈式で滝田浩司同海保部長は「150年のうち海保は戦後70年を担当してきた。海図は海上利用航海の基本。鳥羽周辺の変遷が分かる資料を通じて業務への一層の理解をいただければ」と話した。

中村欣一郎市長は「市民は海への関心が多い。できるだけ多くの方に見てもらえたら」と話していた。

寄贈された資料は10月から市立海の博物館や市立図書館で展示される予定。