知事がコロナ対策で方針 宣言解除後は酒類提供可に 4市で時短要請継続 三重

【記者会見で、緊急事態宣言解除後の方針を示す一見知事=三重県庁で】

一見勝之三重県知事は27日の記者会見で、30日で期限を迎える緊急事態宣言の解除後は県全域の飲食店で酒類の提供を可能とする考えを示した。一方、県独自の措置として、四日市、鈴鹿、亀山、津の4市で飲食店への営業時短要請を継続する方針。28日の感染症対策本部員会議で正式に決定する。

県によると、時短要請の継続を要請するのは、四日市、鈴鹿、津の各保健所管内にある飲食店。これらの保健所管内では、直近2週間の人口10万人当たり新規感染者が26日現在でも15人を超えている。

県は宣言解除後も営業時間を午後8時までとするよう3保健所管内の飲食店に要請する。一方、県の認証「あんしんみえリア」を取得した店舗は午後9時まで営業を可能とするなど、要請に差を設ける方針。

一見知事は会見で「県民に頑張っていただき、感染状況は改善傾向にある」などと述べ、緊急事態宣言の延長や「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請する必要性はないとの認識を示した。

一方で「近隣県は完全に一段落してはおらず、対策を緩めるべきでない所もある」「油断するとリバウンドしてしまう」と指摘。時短要請の期間は「1カ月もない期間にしようと考えている」と語った。

また、県内の病床使用率や入院率、検査数に占める陽性者の割合がステージ3(感染急増)にあることから「人流を抑制した方が良い」とし、宣言解除後も県全域で外出自粛の要請を継続する考えを示した。