伊賀FCくノ一三重 “新生”なでしこリーグ優勝 WEリーグ昇格目指す

【なでしこリーグ優勝を決めるオルカ鴨川FC戦で1ゴール1アシストの活躍を見せた伊賀FCくノ一三重の杉田亜未(右)=25日、伊賀市内で】

女子サッカーのプレナスなでしこリーグ1部で、三重県伊賀市を拠点とする女子サッカーチーム、伊賀FCくノ一三重が25日、優勝を果たした。第19節のオルカ鴨川FC戦を2―0で制し、残り3節を残してリーグ優勝を決めた。

母体は1976年から上野市(現伊賀市)で活動する「伊賀上野くノ一サッカークラブ」。1989年に始まった日本女子サッカーリーグに第1回から参加してきた国内女子サッカー界きっての古豪チーム。日本初の女子プロリーグ「WEリーグ」の発足にともない再編された〝新生〟なでしこリーグで圧倒的な強さを見せた。

「WEリーグ」の初代クラブから漏れた悔しさもバネにした。3月の開幕から6連勝し、首位に躍り出ると、第18節を終えた時点で優勝に王手をかけた。25日のオルカ鴨川FC戦は引き分け以上で優勝が決まる状況だったが、なでしこジャパン入りの経験も持つ前主将でMFの杉田亜未は「勝ちが大事と思っていた」。

「自分たちはWEリーグを目指して行くチームという思いがある。その気持ちをぶつけるためにも勝利にこだわった」。後半3分、自ら先制ゴールを決めて均衡を破ると、同9分には絶妙なパスでMF森仁美の追加点をアシスト。1ゴール1アシストの活躍でMVP賞も受賞した。

今年WEリーグのチームと戦える機会は秋に開幕する皇后杯だけだ。「(WEリーグの)試合を見ているが、自分たちもできるんじゃないかという気持ちはすごくある」と目を輝かせる杉田。「まずは(なでしこリーグ)残り3試合しっかり勝って終わること。皇后杯はWEリーグと対戦できるところまでしっかり勝ち上がり、存分にチャレンジしたい」と意気込んでいる。