シベリア鉄道をモノクロ写真で 津のギャラリーで小池貴之さん作品展 三重

【作品を紹介する小池さん=津市美里町のギャラリー0369で】

【津】三重県津市美里町のギャラリー0369で、写真家の小池貴之さん(41)=東京都目黒区=の個展「Домой(ダモイ)―シベリア鉄道」が開かれている。ウラジオストックからモスクワまでの9千キロを走るシベリア鉄道で出会った人々や風景を自らプリントしたモノクロのフィルム写真25点を展示・販売している。26日までと10月1―3日。午後1時―同7時。

小池さんは北海道出身。高校時代から写真を始め白黒フィルムで撮影した写真を暗室でプリントするスタイルを貫いている。今展は昨年東京と京都で開いた個展の巡回展として同ギャラリーを主宰する写真家の松原豊さん(54)が企画した。

個展タイトルは「故郷に帰る」を意味するロシア語。労働者、軍人、親子らの自然な表情や、霧に煙る駅、汚れたガラス窓越しに撮影した沿線の風景などがある。

小池さんは自身が抱いていたロシアの重苦しい印象が、実際に乗客と交流する中で払拭(ふっしょく)されたといい「作品からその場の空気が伝わるといい」と話す。

松原さんは「写真の原型のプロセスを用いた表現。モノクロ写真の美しさを見て頂きたい」と述べた。問い合わせは同ギャラリー=電話059(279)3703=へ。