自殺高校生の遺族が提訴 県と生徒4人に7000万円 連帯支払い求める 三重

三重県立高1年の男子生徒=当時(16)=が自殺したのは生徒らによるいじめが原因だったなどとして、男子生徒の遺族が加害者とされる生徒4人と県を相手取り、連帯して約7千万円を支払うよう求める訴訟を津地裁に起こしたことが、関係者への取材で分かった。

関係者によると、遺族は男子生徒が加害者とされる生徒からのいじめで精神的苦痛を受けて自殺したと主張。男子生徒から相談を受けていた教諭の対応にも問題があったと訴えているという。

提訴は8月10日付。第1回口頭弁論が10月21日に予定されている。答弁書の提出期限は同月7日とされ、県教委は今月24日に開く教育委員会定例会で訴訟への対応を報告する方針。

男子生徒は平成30年8月19日に自殺。県教委の第三者委員会は調査報告書で、生徒による無料通信アプリLINE(ライン)への書き込みなど6件の行為について、自殺との因果関係を認めた。

一方、県教委が加害者とされる生徒への聞き取りをしていなかったことなどから、遺族は「調査が不十分だ」として再調査を要望。県は昨年8月に別の第三者委員会を設置して再調査を進めている。