議員、国体開催断念に反発 賛同意見も 県議会全員協議会

三重県が三重とこわか国体・とこわか大会の開催断念を表明した22日の県議会全員協議会では、議員から「納得できない」などと反発の声が相次いだ。一方、県の財政事情などを考慮して賛同する声もあった。

全協では、喜田健児議員(新政みえ、1期、松阪市選出)が「延期しなければ前回の三重国体から約100年の期間が空くことになり、競技団体が危惧している」などと反発し、延期を再考するよう求めた。

また、下野幸助議員(新政みえ、3期、鈴鹿市)も「県の判断には納得できない」と主張。「県は国体の意義を市町に説き伏せる形で理解してもらうべきだった。もっと汗をかくべきではないか」と訴えた。

これに対し、辻日出夫両大会局長は「競技団体や選手の気持ちに応えられるよう進めてきたが、市町への説得は困難だった。県の努力不足は真摯(しんし)に受け止めるが、やりきれる確信はなかった」と述べた。

一方、稲森稔尚議員(草の根運動いが、2期、伊賀市)は「妥当な判断。安堵(あんど)している市町や学校もあるのでは」と評価。「今後の時代を考えても、多くの負担がある開催は成り立たない」と指摘した。

一見知事も「国体は戦後の焼け野原から復興する一助という側面もあったが、時代や国民の感覚も変わってきていると思う。県や市町が多大な負担をして開くことばかりではない」と応じた。

このほか山崎博議員(自民党県議団、1期、四日市市)は「隣県に協力を依頼するなどし、金をかけず独自の大会を開けないか」と提案。辻局長は「選手や競技団体に聞いて中長期的に検討する」と回答した。