皇學館大・鈴木がプロ志望届 来月プロ野球ドラフト会議 三重

【三重県知事杯1回戦のホンダ鈴鹿戦で先発した皇學館大・鈴木=8月、ダイムスタジアム伊勢で】

10月11日のプロ野球ドラフト会議を前に、東海地区大学野球連盟三重県リーグから皇學館大(三重県伊勢市)の4年生右腕、鈴木貫太朗(21)がプロ志望届を提出した。181センチ、83キロの体格から繰り出す150キロに迫る速球と制球の良い変化球を武器にこの春の県リーグは22イニングに登板し防御率0・82の好投で5季連続のリーグ優勝に貢献した。「支配下、育成問わず、どの球団でもお世話になりたい」と話し、指名を待ち望む。

鳥羽市の安楽島野球スポーツ少年団で野球を始めた小学時代から投手一筋。鳥羽東中、皇學館高時代は「補欠で、大した実力もなかった」が、大学進学を機に卒業後の目標を「プロ入り」を掲げて成長を遂げた。

高校時代140キロに満たなかった球速は地道なフィジカルトレーニングに投球フォームの改良を重ねて今季149キロを2度計測。コントロールも向上し、スライダー、スプリットなど変化球の制球にも自信を持っている。

成長の原動力は感謝の気持ちだ。補欠人生を歩む自分を支え続けてくれた家族のためにもと一念発起。「成功する人は目標が大きい」と最終目標に「プロ入り」を掲げると「まずベンチ入り」「試合で投げて勝つ」など目の前の目標を一つ一つかなえていった。

これまで複数の球団が視察に訪れているが、プロ入りへ、最後のアピールの場となる秋季リーグ戦はコロナ禍で開幕が大幅に遅れている。焦りもあるが、「自分が置かれた環境で最大限の力を出すだけ」と、10月第1週に予定される初戦に向け、練習に励んでいる。
■プロ志望届 ドラフト会議で指名を受けるために高校生や大学生に提出が求められている。今年のドラフト会議は10月11日で会議2週間前の今月27日が締め切り。県内のチームからは20日現在白山高校3年の町健大投手も提出を済ませている。