伊勢 書と音楽、コラボ 高校生パフォーマンス 未来のアーティストに 三重

【「奏」の一字を力強く書き上げる中西さん(右)=伊勢市中村町の「ハッピープロデュース」で】

【伊勢】三重県伊勢市中村町の「ハッピープロデュース」で18、19の両日、「書と音楽のコラボステージ」が開かれた。同市の書家、飯田祥光さんが主宰する書道教室「祥裕会」に所属する高校生3人が参加し、楽器演奏や書の即興パフォーマンスを披露した。

参加したのは伊勢高校3年の川端真由加さん(18)、同2年の中西碧さん(16)、志摩高校3年の中島颯太君(17)。3人は小学生の頃から飯田さんの下で書を学ぶほか、音楽にも親しんでいる。中西さんはオーケストラでバイオリンを演奏し、中島君は4歳頃から習っているピアノを現在も継続、川端さんは中学までピアノを習っていたという。

3人の頑張る姿を見た飯田さんが未来のアーティスト育成を目的に、書や音楽の発表の場として同イベントを企画し、飯田さんの生徒で結婚式のプロデュースを手掛ける前田薫さんが協力。川端さんと中西さんが楽器演奏や書のパフォーマンス、中島君がピアノ演奏を担当することになった。

当日は会場に生徒らの書作品を展示。中島君が2日間、ピアノ演奏を披露した。19日には音楽と書のコラボイベントがあり、約1・4メートル四方の画仙紙などに中西さんが「奏」の一字を力強く表現。川端さんは松尾芭蕉の俳句「物言えば唇寒し秋の風」を余白の美を感じる作品に仕上げた。

中西さんや川端さんらが演奏する音楽が流れる中、飯田さんは来場者が選んだ与謝野晶子の和歌11首を横2メートル、縦60センチの画仙紙に即興で書き上げた。

川端さんは「書は自分と向き合えるし、何よりも楽しい」、中西さんは「人前で書くのは初めてだったので緊張した。今後もより一層頑張ろうと思った」、中島君は「かなり緊張したが今までの中では一番良かった」と話した。