3700万円脱税 経理の妻に懲役1年求刑 元代表は懲役10月 津地裁 三重

架空の外注費を計上するなどして所得の一部を隠し、法人税と地方法人税の計約3733万円を脱税したとして、法人税法違反と地方法人税法違反の罪に問われた三重県鈴鹿市の電気工事会社「鈴鹿テクノ」の元代表森大樹被告(65)と、経理を担当していた妻で同社元役員の和代被告(65)の公判が16日、津地裁(檀上信介裁判官)であった。検察側は同社に罰金1千万円、大樹被告に懲役10月、和代被告に懲役1年を求刑した。判決は10月8日。

検察側は論告で和代被告について「大人数を巻き込み架空代金や上乗せ代金を請求させて多額の所得秘匿工作に及んでいる」、大樹被告についても「自分や家族の利益を優先する身勝手な動機で犯行に及んだ」と指摘した。

弁護側は「既に納税済み」として寛大な判決を求めた。

起訴状などによると、2人で共謀し、架空外注費を計上するなどして所得の一部を隠し、虚偽の法人税と地方法人税を確定申告し、法人税と地方法人税計約3733万円を脱税したとされる。