松阪 体験感覚を油絵に 作家の下村さん個展 三重

【作品を紹介する下村さん=松阪市肥留町のギャラリー「coma」で】

【松阪】三重県松阪市嬉野田村町の作家、下村雄三さん(40)の個展が、同市肥留町のギャラリーcomaで開かれている。体験や感覚から想起するイメージを表現した油彩画など大小35点を展示販売している。20日まで。

下村さんは愛知県立芸術大大学院美術研究科油画専攻修了。公募展で入選を重ね個展やグループ展を開いており、県内での個展は5年ぶりの開催となる。

画面に垂らした絵の具の形から制作する女性の顔や、交通事故を目撃した体験を少女の姿と重ねて描いた100号の大作、コイが竜に変化した自身の夢を表した作品などがある。

「油絵の具の染みを光に透かしたい」と制作した作品「ブルースの森」は、窓全体を大きなキャンバスに見立て、ロール紙に森の中の犬を大胆に描いている。

下村さんは29歳の時に大病を経験して以降「命」が一貫したテーマ。「大きな軸を持ちながら新しいことに挑戦している。楽しんで見ていただけたら」と話した。