ワクチンが足りない 松阪市、接種希望多く 「来月中旬パンク状態」 三重

【定例記者会見に臨む竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市の竹上真人市長は15日、市役所で定例記者会見に臨み、新型コロナウイルスワクチンの接種状況を報告した。デルタ株の急拡大をきっかけに接種希望者が増え、「10月中ぐらいでパンク状態になる」と述べた。接種と予約が極端に少ない小学6年―中学3年への優先接種を10月から始める。

接種は松阪市と多気、明和、大台3町で実施。13日現在、接種済みは12歳以上で1回目63・6%、2回目52・3%。

竹上市長は「デルタ株の急拡大を契機に、接種希望者が1割増えたと考えている。『打たないでおこうかな』が『打とう』へ動いている」「人口の3割を占める65歳以上の接種率が9割を超えている」と指摘。「10月10日までに対象者81%分のワクチンが来るが、希望者が8割より多く足りない。10月半ばにはショートを起こしてしまう」と訴え、「計画では接種率7割で、8割を超える接種希望はうれしい誤算。市長会を通じて国に要望していきたい」と語った。

小学6年―中学3年への優先接種枠は10月開始予定。12―14歳の接種・予約は43・9%で、15―19歳の56・8%に比べ12・9ポイント低い。

竹上市長は「推測だが、打ち手の小児科が少ないのが一番大きい要因」「緊急事態宣言が終わって全児童が登校する際、接種済みを増やしていきたい」と話した。