食材、日用品を無料配布 亀山みんなの食堂 お菓子屋ハンドソープも 三重

【食材や日用品をもらう市民(右端)=亀山市羽若町の市総合保健福祉センター内栄養指導室で】

【亀山】三重県亀山市の健康福祉関係団体に登録している「亀山みんなの食堂」(岡田香代表、10人)は12日、同市羽若町の市総合保健福祉センター内栄養指導室で、市民らの食事や暮らしの手助けとして、食材や日用品などを無料で配布し、外国人を含む市民ら約60人が訪れた。

同団体は、平成28年5月に設立。岡田代表(55)が営む同市西町のレストラン「月の庭」で毎月第2日曜に、主に子どもらを対象に昼食を無料で提供し、皆で一緒に食べようと活動を開始した。その後、コロナ感染症防止のため、同栄養指導室に場所を移し弁当の配布に切り替えたが、収束の見込みが見えないことから現在は、食材や生活日用品の配布をしている。

この日の配布は、秋分の日にちなみ、「おはぎ」の材料「もち米」と「あんこ」、「きな粉」と作り方のレシピを添えた約60セットを用意したほか、うるち米3キロとキャベツやカボチャなどの野菜、ハンドソープやタオル、お菓子や生理用品なども配布した。

食材や日用品は、赤い羽根共同募金の助成金を活用し、個人や団体、事業所などからの提供で賄っている。また、同市出身でメキシコ在住の志水武美さん(53)から、「自分が子どもの頃、充分な食事ができずに困ったことがあり、そんな自分の子ども時代を、いまの子どもたちに味あわせたくない」と6月から毎月、寄付金が送金されるようになった。

夫と子ども2人の家族4人で暮らす39歳の女性は、「6月から利用しています。おコメや野菜がいただけることがありがたく、助かっています」と話していた。岡田代表は「多くの人たちの善意あっての『みんなの食堂』です。困っている人がいる限り、活動を続けます」と語った。

同食堂では、活動に賛同する個人や団体、事業所からの支援を呼び掛けている。問い合わせは同食堂=電話080(6813)4088=へ。