職員から花束、深々と一礼 鈴木三重県知事、最後の登庁日

【職員(左)から花束を受け取る鈴木知事=県庁で】

次期衆院選三重4区での立候補に向けて辞職する鈴木英敬知事(47)は10日、平日としては最後の登庁日を迎えた。職員から花束を受け取り、拍手で見送られながら公用車に乗り込んで県庁を後にした。

退任の記者会見を終えた鈴木知事は午後3時ごろ、知事室を出て1階のロビーに。集まった約120人の職員を前に、感極まった表情で「皆さんと仕事ができたことをうれしく思う」と語り、深々と一礼した。

これに先立ち、鈴木知事は会議室に約30人の幹部職員を集めて退任のあいさつに臨んだ。「仲間に恵まれた」と感謝した上で「県民に幸せになってもらう原点を忘れないよう頑張ってほしい」と激励した。

締めくくりに「私の夢には続きがあります。この言葉を約束して引退します」とする読売巨人軍・原辰徳監督の言葉を紹介。「三重の発展に向け、県政でまいた種をより大きな花にしたい」と語った。

一方、この日は全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部の会議が11日に開かれることが決まり、鈴木知事も県庁からオンラインで出席することに。鈴木知事にとって最後の登庁は11日となる予定。

県によると、鈴木知事の在任期間は10年4カ月23日。歴代の公選知事としては、田中覚氏、田川亮三氏に次いで3番目に長い。12日投開票の知事選を経て就任する新たな知事は14日に登庁する見通し。