竹内浩三の詩碑建立へ 伊勢市出身の詩人、生誕100年記念 三重

【詩碑のデザイン画を手にするデザイナーの高橋さん=伊勢市岩渕で】

【伊勢】三重県伊勢市出身で太平洋戦争で戦死した詩人、竹内浩三(1921―45年)の生誕100年を記念した詩碑が今秋、竹内の母校、旧宇治山田中学校跡の同市船江の現船江公園に建てられる。

竹内を顕彰する市民団体などでつくる実行委が、生誕100年記念事業の一環として準備を進めてきた。10月下旬完成予定で、11月に除幕式が予定されている。

詩碑は高さ105センチ、幅70センチで、御影石を使用。市内の中高校生の意見も取り入れて選んだ竹内の詩「鈍走記」の一節「生まれてきたから、死ぬまで生きてやるのだ。ただそれだけだ」を刻む。

文字は、竹内の自筆の中から一文字ずつ模写して刻み、竹内手書きの犬の漫画もデザインした。ネット上で募ったクラウドファンディングで集まった資金や寄付の中から建立費に充てた。

設計、デザインを担当した同市のデザイナー高瀬洋さん(63)は「竹内は、詩や漫画など多才な人。自由な発想やユニークな人柄をデザインに表わした。子どもたち若い世代に、見て触れてもらい、伊勢の文化の芽がつながっていくよう願いを込めた」と話す。

実行委は「竹内の思いを語り継ぐレガシーとして、碑を残したい」と話している。