委託料詐取の一部否認 市草刈りで業者代表 津地裁初公判 三重

三重県の津市から草刈り業務委託料をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた津市の天満石工業代表取締役の天満克明被告(54)の初公判が9日、津地裁(四宮知彦裁判長)であった。天満被告は「草刈り、集草、積み込み運搬まで完成している」とし、委託料全額はだまし取っていないとして起訴内容を一部否認した。

検察側は冒頭陳述で「草刈り業務委託契約では廃棄物処理施設に搬入して刈草を処分することが契約内容となっていた」とした上で、「刈草を不法投棄するなどして業務委託料名目に現金をだまし取ろうと考えた」と指摘した。

弁護側は、詐取した金額は適切に処分をしていなかったのに受け取った分のみと主張した。

起訴状などによると、天満被告は市と草刈り業務委託契約を結んだが、刈草を処理施設に運搬せず山林に放置したにも関わらず、うその納品伝票の写しなどを同市役所津北工事事務所に提出。令和元年10月10日、379万5千円と874万5千円の2件で委託料計1254万円をだまし取ったとされる。