安乗の人形芝居捉えた10点 玉城町で泊さん写真展 三重

【安乗の人形芝居を撮影した作品と泊さん=玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で】

【度会郡】三重県玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で、志摩市の写真家、泊正徳さん(72)が同市阿児町安乗に400年以上にわたって伝えられている国重要無形民俗文化財「安乗の人形芝居」を紹介する写真展を開いている。30日まで。水曜日は休み。

泊さんは教員を退職後、本格的に写真を始めた。伊勢志摩の魅力を再発見してもらおうと風景や伝統文化、祭り、伊勢神宮などを撮影し、会員制交流サイト(SNS)「フェイスブック」で発信。伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れた富士山を撮る写真家としても知られている。

今回は、安乗神社の秋季例大祭で保存会や地元の中学生らが奉納している人形芝居の上演が、コロナ禍で2年連続中止になったことを受け、人形芝居の歴史や魅力、伝統を受け継いでいく大切さを知ってもらおうと同展を企画。10年以上、撮影を続けて撮りためた作品の中から10点を並べた。

人形の頭の角度で演じ分ける女性の表情や、男女の人形の違いがよく分かるように展示方法を工夫。人形遣いの中学生の真剣な表情を切り取った作品なども目を引く。

泊さんは「写真を通じて、400年以上保存・伝承してきた人形芝居の魅力を感じてもらえれば。コロナが終息したら実際に現場で見てもらいたい」と話した。