コンフェット鈴鹿平安閣 LGBTQの知識学ぶ 相談しやすい環境づくりを 三重

【オンラインでLGBTQについて学ぶ社員ら=鈴鹿市算所町のコンフェット鈴鹿平安閣で】

【鈴鹿】三重県四日市市に本社を置く三重平安閣(松嶌康博社長)は7日、オンラインでのLGBTQ研修会を開き、伊勢市のLGBTQ団体ELLYの山口颯一代表理事(31)が講師を務め、同社が運営する4カ所の結婚式場の社員計35人が性的少数者の基礎知識や対応の仕方などを学んだ。

性の多様性が進む中「全てのカップルに2人らしい結婚式を挙げてもらうためには、社員の理解を深めるとともに、誰もが働きやすい職場環境を作ることが重要」と研修を決めた。今後も定期的に開催していく予定。

鈴鹿市算所町のコンフェット鈴鹿平安閣では、森田亜希子支配人(41)ら9人が参加した。

山口代表理事は、同性婚の法律や海外の事例など基本的な説明のほか、実体験を交えながら講義。結婚式の衣装の組み合わせの場面では「どちらが花嫁でどちらが花婿ですか」や「普通はタキシードとドレスですね」などの対応は間違いで、「お2人は何をお召しになられますか」と問うのが正解とし、「従来の結婚式の常識にとらわれないことが大切」と話した。

最後に「LGBTQは特別な存在ではなく、当たり前に存在しているが、打ち明けられない人が多い。日常のちょっとした言動や気遣いの差で当事者の心は軽くなる」と総括した。

研修を終え、森田支配人は「LGBTQだからといって差を付けるのではなく、『2人のカップル』として当たり前の対応を望んでいるのだということが分かった。相談しやすい環境づくりを目指し、多様化に取り組んでいく」と話した。