三重国体 延期の是非、24日に判断 知事就任後、県方針

【総会で、中止決定の報告を受ける実行委=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で】

新型コロナウイルス感染症の急拡大を受けて中止が決定した三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)について、県は7日の実行委員会の総会で、両大会の延期の是非は新知事就任後に24日の総会で判断する方針を示した。

県によると、感染症対策のため、津市羽所町のホテルグリーンパーク津を主会場に7会場に分散してオンラインで実施。県が中止決定を報告し、中止で影響を受ける選手や事業者への支援策を提示した。

総会で、辻日出夫国体・全国障害者スポーツ大会局長は、延期の是非について「市町や競技団体の意見を聞いて方向性を決める」と説明。延期する場合は、6年後の令和9年開催になる見通しを示した。

委員からは「両大会の開催準備が整っているので、可能であれば延期してほしい」と要望する声が上がった。辻局長は「いただいた貴重な意見を参考にして、これから引き続き検討したい」と述べた。

支援策には実行委の既決予算の未執行分を活用。出場する予定だった選手に国体選手として証明する認定証と真珠の記念品を送付するほか、競技団体が代替大会を開催する費用を300万円を上限に全額補助する。

宿泊施設やバス事業者には、宿泊料金や借り上げ運賃の20%を支援金として給付する。県が一括して約18万7千泊分の客室を確保していた。対象は370事業者を見込み、5億4100万円を計上する。

また、開会式の式典で披露する予定だったダンスや演劇の映像を1つの作品としてホームページで公開するほか、選手らを紹介する番組をテレビで放映。県立相可高校の生徒が式典弁当を提供する場も用意する。

鈴木英敬知事は冒頭「県民の命を守り抜くために、断腸の思いで中止を決断した」と説明。「50年に一度のチャンスが失われてしまった。今回の経験を基にオール三重で前に進んでいきたい」と述べた。