診察拒否後に流産 コロナ濃厚接触の妊婦 県内産婦人科 三重

三重県は3日、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に特定された四日市市内の20代妊婦が産婦人科の医療機関から受診を拒否された後、救急搬送先で流産したことを明らかにした。妊婦は妊娠15週だった。

県や四日市市保健所によると、妊婦は夫の感染判明を受け、先月22日に濃厚接触者に特定された。その後に腹痛や出血があったことから24日に産婦人科の医療機関に相談したが、診察を拒否されたという。

翌25日も腹痛があったことから別の医療機関で検査を受けたが、医師の判断で帰宅した際に破水。この医療機関に救急搬送されたが、流産したという。その後に判明した検査結果は陰性だった。

県内の一部の保健所では検査体制の逼迫(ひっぱく)を理由として、8月以降は症状のある濃厚接触者への検査を優先している。妊婦は無症状だったことから、保健所による検査を受けられていなかったとみられる。

市保健所は濃厚接触者となった妊婦への対応について「まずはかかりつけの医療機関での検査を依頼しているが、今回の経緯は把握できていない」と説明。県は妊婦の検査を徹底するよう保健所に通知する方針。