「やっと家族になれた」 県パートナー制度開始 第1号・津のカップル認定 三重

【パートナーシップ宣誓制度で、宣誓書受領証の交付を受けた2人=三重県庁で】

三重県は1日、LGBTなど性的少数者のカップルを公的に認定する「県パートナーシップ宣誓制度」を開始した。津市在住のカップルを第1号のパートナーとして認定した。2人は「最高のパートナーとやっと家族になれた」と晴れやかな表情で語った。都道府県でパートナーシップ制度の運用開始は5番目。

カップルは生まれた時の性別と自認する性が異なる27歳のトランスジェンダーと、32歳の女性。

2人は制度の利用を決めた理由を「コロナ禍でもし感染して入院になり、仮に家族として面会できなかったらと考え、利用しようと思った」と説明。職場の同僚や家族からは「良かったね」と言われたという。

2人は県庁の応接室で宣誓した。宣誓後には、鈴木英敬知事と面談。鈴木知事が「2人が歩み出す大変大事な日にお祝いを申し上げたい。末永くお幸せに」と祝福し、宣誓書受領証を2人に手渡した。

鈴木知事は「人生を共に歩んでいくと誓い合った2人に受領証を渡し、そういう場に立ち会えたことを光栄に思う。性の多様性への理解が深まり、当事者が安心して過ごせるよう支援していきたい」と述べた。

県によると、この日は2人を含めて5組のカップルが制度を利用し、パートナーとして宣誓。別の日にも2組が利用する予定。県は制度の利用方法などをまとめたハンドブックを配布している。

互いをパートナーとして宣誓した証明となる受領証があれば、県や18市町の公営住宅に家族として入居できる。百五銀行や三十三銀行は住宅ローンの契約時にパートナーを配偶者として扱う。