県教委 学テ、2年ぶり実施 3教科で全国平均下回る 三重

三重県教委は31日、本年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。平均正答率は小中学校合わせた4教科のうち中学校数学を除く3教科で、全国平均を下回った。県教委は「新学習指導要領に基づいて出題内容が変更され、新しい傾向の問題に課題があった」としている。

調査は5月27日、小学6年と中学3年の児童生徒約3万人を対象に実施。国語と算数・数学の学力を調査した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、昨年度は中止されたため、2年ぶり。臨時休校による学習の遅れを考慮し、例年より1カ月後ろ倒しにした。

小学校の平均正答率は、国語が64・1%(全国平均64・7%、全国順位28位)、算数が69・3%(同70・2%、26位)で、いずれも全国平均を下回った。中学校は国語が63・0%(同64・6%、37位)、数学が57・7%(同57・2%、8位)で、数学は全国平均を0・5ポイント上回った。

県教委学力向上推進プロジェクトチームの担当者は「小学生は文章と図表を結び付けて考える問題、中学生は文章の構成を考える問題に課題があった。新しい傾向の問題について課題があるので、授業改善に役立てたい」と説明した。

新型コロナの感染拡大に伴う臨時休校の影響について「休校中の学習状況に関する調査結果は全国平均と大きな差がなかった。今のところ三重県の児童生徒だけがコロナの影響を受けたわけではないと受け止めている」としている。
■鈴木英敬知事の話■
コロナ禍の厳しい状況の中、子どもたちが粘り強く頑張った。県教委では、ICTを効果的に活用しながら、市教委と連携して進める必要がある。変化の激しい時代に対応できるよう、三重の子どもたちの確かな学力を育んでいきたい。

■木平芳定教育長の話■
小中学校ともに自分の考えを相手に分かりやすく説明することや「図形」「割合」の問題について依然として課題がある。教職員の指導力向上の研修を促進すると共に、本年度整備された学習端末を効果的に活用し、確かな学力を育む。